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2025/12/17 10:28

[展示販売期間について]

12月24日までの期間展示販売を予定しています。


エルメスのシェーヌダンクルは、
単なるジュエリーという言葉では語り切れない存在です。

船の錨鎖(アンカーチェーン)をモチーフに生まれたこの形は、装飾性よりも先に「機能」や「構造」から発想されています。だからこそ、流行や年代を超えて、今もなお古さを感じさせません。

今回の特集では、シェーヌダンクルを“身につけるアクセサリー”としてではなく、残り続けてきた造形そのものとして捉え直しています。



形が先、意味は後から付いてくる

シェーヌダンクルの魅力は、
時代ごとに異なる文脈を受け入れてきた懐の深さです。

ある時代では実用品として、
ある時代ではジュエリーとして、
そして今はファッションやスタイルの象徴として。

意味を固定しなかったからこそ、
この形は何度も再解釈され、残り続けてきました。



紹介するシェーヌダンクルについて

現在Maverick Townでご紹介しているのは、

・シェーヌダンクル ピアス
・シェーヌダンクル ツイスト
・シェーヌダンクル パラード カフス

そして、すでに在庫はありませんが、
過去に扱ってきたシェーヌダンクル ブレスレットも
今回の特集ではあえて並べています。

理由はひとつ。
「今、買えるかどうか」よりも、
「どういう形が、残ってきたか」を見てほしいから
です。



在庫がないものも、展示する理由

ECでは「売れるもの」だけを並べるのが一般的です。
ですが、シェーヌダンクルの特集においては、
在庫の有無は本質ではありません。

形としてどう完成されているのか。
用途が変わっても、どこが変わらず残っているのか。

それを理解するためには、
過去のブレスレットも含めて眺める方が、
このモチーフの強度がより明確になります。



シェーヌダンクルは、未完成

完成されたデザインは、変化を拒みます。
しかしシェーヌダンクルは違います。

ピアスにも、カフスにも、ブレスレットにもなり、
それでもなお「同じ形」と認識できる。

この未完成さ、余白こそが、
長く選ばれ続ける理由なのだと思います。



今回の特集は、シェーヌダンクルという形を、一度立ち止まって眺めるための展示です。

今、手に入るもの。
すでに旅立ったもの。
その両方を含めて、
このモチーフの本質を感じてもらえたら嬉しいです。